エアキャノンから圧縮した空気を強力に吐 出して、滞った物の流れを回復します。しか も、音も静かです。 新開発のバルブ機能により、高温用ウレタ ンシール付ピストンとメタルシートを採用す ることで、高温下であっても、あらゆる材料 の滞りを高速吐出で取除きます。
シンプルで堅牢な作りなので、メンテナンス はもちろん最少で済みます。 ビッグブラスターXHV型は厳しい高温条件 の下での使用を目的として開発されたもの です。セメントキルンのプレヒーター、内部 温度が 1100°Cを超えるような条件下でも安 心して使用できます。
ビッグブラスターの作用原理は、材料が渋滞している場所に、詰まりの種類に合わせて材 料が流動すべき方向に圧縮空気を噴射させることです。
ブラスタータンク内に蓄圧された圧縮空気を、搬送物が滞留している箇所又は滞留しやす い箇所に 0.25 秒以内に瞬間噴射する方法です。一瞬の空気衝撃によって開放されたエネ ルギーは、ホッパー壁と材料の付着力及び材料内部の凝集力を短時間に解除し、それに よって更に材料の静摩擦を抑えるので、材料は滑り摩擦が小さい状態で重力に従って流れ るようになります。ビッグブラスターの噴射は空気又は N2 ガスによる極めて急速な膨張に よって行われるものなので安全で発火の心配はありません。しかも振動を起こさないので ホッパーやサイロ等の構造物を疲労させることはありません。
A. 圧縮空気を三方弁を使ってピスト ンシリンダーに注入する。
B. 押されたピストンは吐出口とタンク 注入口を塞ぎ、空気はピストンの 中央のオリフィスからタンクにチャ ージされる。
C. ピストンシリンダーとタンク内の空 気圧が同じになるまでチャージが 続く。
D. 三方弁を使ってシリンダー内の空 気を急激に外部に排出させ、タン ク内の圧力により、ピストンは 1/2 秒で押し戻される。開放された吐 出口より空気は噴射される。
ホッパー内部への導管は出来るだけ短い方が良く、最長でも2~3mまでにしてください。 吐出速度を不必要に落さないため、曲がりや継ぎ手を使って空気の流れを変えることは出 来るだけ避けてください。圧縮空気が十分にあれば型式によっては、1分間に10回の連続 噴射も可能です。
こんなことでお困りではないですか・・・
粉粒体のプロセスのなかでいつも古くて新しい問題は、貯蔵サイロやホッパーからの内容物の 排出方法です。ホッパーの寸法ガ大きくなれば なるほど内容物はホッパーのなかで締固めりれ たり残留量ガ増加しだりして架橋現象はいよい よ深刻な問題となります。 ピック・プラスターはいままでのどんな方法よりも効果的にホッパー内部の材料を確実に排出 させることができる画期的な装置です。しかも 従来のどん怠方法に比べても消量エネルギーが 少なく騒音もなく、しかも簡単な構造のだめ故障の心配がなく、ホッパーを傷つけることもあ りません。 鋳物砂、石炭、原鉱石、食料や飼料などの穀物類、ウッドチップ、流動性の悪い化学原料や窯業用原料、カーボンブラッフなどの大型貯蔵ホッパーやサイロの排出にお困りのかだはぜひ一度お試しください。
こんなところにも使われています
ビッグ・プラスターの原理
ビッグ・プラスターの空気吐出量
左の表はビッグ・プラスターの1固ごとの吐出空気量です。注入する空気圧によって吐出量も変化し、従ってキネティックエネルギーもかわります。(空気圧kg/㎠ 、空気量リッターで表してあります。)
どんな構造のホッパーでも取付けは簡単
ブリッチー現象の生じやすい場所のホッパ壁画に取付マウントのパイプが入る程度の穴をあけてください。B8-2タイプなら85ミリ、B8-4タイプは130ミリ、88-6タイプは180ミリの直径の丸い穴が最適です。